君と僕の一夜物語












「いただきます」


『いただきます』



小さな焚火の周りに
串で刺した干し肉を置き、焼く


火には小さな鍋、その中に
豆のスープが入っている



「味はどうだ?」

『…おいしい』

「だろ」


クルタ町で購入した干し肉
そこに住んでいたにも関わらず、
食べたことがないという彼女に
振る舞った

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