君と僕の一夜物語



「2人でこの狭い荷台に
寝るのは少々狭いと思って…」

荷物が荷台の大半の場所を埋め
残る居場所は大人1人半程しかない


『大丈夫』


「いや、さすがに…」
(リファだって俺だって、
成人してるわけだし…
密着して寝るわけにも…)


『私は細いから
このスペースでも2人寝れる』


「えっ」

(大丈夫、って、
そういう意味かよ…)


シオンの不安要因は
リファには伝わっていなかった


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