君と僕の一夜物語


「お、俺、キャリッジで寝るよ」


『あんな狭い所で
寝れるわけないでしょ』


真っ当なことを言われる


「でもだな…」


『もう眠いから寝る
早く詰めて、横になって。
扉閉めるから』

「はい」


眠気のせいか
強い口調で喋るリファに気圧され
つい言うことを聞く


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