兄貴がイケメンすぎる件
幼なじみが冷たすぎる件
部活に入っていないあたしは、学校が終わるといつもそのまま真っ直ぐ兄貴のカフェに向かう。
夕方の『Green』は兄貴目当ての女子高生がちらほらいて、中に入るなりあたしはカウンターの席に座った。
「あーにきっ」
「おぉ、世奈。おかえり、」
あたしが兄貴に声をかけると、兄貴はあたしを見るなり優しく微笑む。
…うん、今日の兄貴もマジイケメン。
しばらくあたしが兄貴を見ていたら、兄貴が「何か食う?」ってメニューを差し出してきて、
あたしはメニューを受け取る前に「チョコレートパフェ!」とオーダーした。
兄貴特製のチョコレートパフェは、どこよりも絶品なのだ。
「かしこまりましたー」
兄貴はあたしのオーダーにそう言うと、早速パフェを作り始めた。
ちなみに、お金は、全て兄貴持ち。