心も体も、寒いなら抱いてやる
序章 話題のセリフ~心も体もーー
3月に入った。
ショーウインドウには明るい色の春物の洋服を着たマネキンが並び、気分は春めいているのだけど、実際はヒーターもコートも必要で、まだまだ寒い。
けれど中高生はもうみんなコートを脱ぎ棄てて、短くしたプリーツスカートからのぞく足はもちろん素足。
生だ、生。
ジーンズにダウンを着込んだ相川みのりは、そんな彼女たちを見て、「若いなあ」と感心する。
そういうみのりだって、今度大学3年生を迎える21歳だけど、でも「十代は特別なのだ」と、思うのだ。
特別な細胞でできているかのように、10代という時期はどこまでも元気でピカピカ輝いている。
ショーウインドウには明るい色の春物の洋服を着たマネキンが並び、気分は春めいているのだけど、実際はヒーターもコートも必要で、まだまだ寒い。
けれど中高生はもうみんなコートを脱ぎ棄てて、短くしたプリーツスカートからのぞく足はもちろん素足。
生だ、生。
ジーンズにダウンを着込んだ相川みのりは、そんな彼女たちを見て、「若いなあ」と感心する。
そういうみのりだって、今度大学3年生を迎える21歳だけど、でも「十代は特別なのだ」と、思うのだ。
特別な細胞でできているかのように、10代という時期はどこまでも元気でピカピカ輝いている。