心も体も、寒いなら抱いてやる
「ビィと一緒にいるバイトなんて最高だけど、でもなんかお金もらってビィと散歩するって気が引けるな……」
みのりのとまどいを無視して、「じゃ、来月からきまりな。とりあえず週に3日。時間はいつでもいい。都合が悪い時には連絡してくれ。で、何曜日にする?」と、俊がぐいぐい話を進める。
「でも俊くんがいないときの方がいいでしょう。仕事のスケジュールにもよるんじゃないの?」
「いい。構わない。俺がいたら一緒に散歩すればいい」
「え? 俊くんが留守の時のためのシッターでしょ? 一緒に行くなら意味なくない?」
髪の間からのぞく目が、一瞬「しまった」とちょっと見開かれたが、すぐに「多分いないから」と前言を撤回した。
みのりのとまどいを無視して、「じゃ、来月からきまりな。とりあえず週に3日。時間はいつでもいい。都合が悪い時には連絡してくれ。で、何曜日にする?」と、俊がぐいぐい話を進める。
「でも俊くんがいないときの方がいいでしょう。仕事のスケジュールにもよるんじゃないの?」
「いい。構わない。俺がいたら一緒に散歩すればいい」
「え? 俊くんが留守の時のためのシッターでしょ? 一緒に行くなら意味なくない?」
髪の間からのぞく目が、一瞬「しまった」とちょっと見開かれたが、すぐに「多分いないから」と前言を撤回した。