真実を知る者~元姫のために~
関わりたくない人たち
ギィィィー。

そんな音を立てて戸が開く。なま暖かい風が頬をかすめた。

亜「やっぱり、屋上はいいねぇー。」

琉「そうだねぇー。」

また、皆で馬鹿騒ぎ出来たらなー。よしっ、今日の帰りに倉庫寄って帰ろう。そう思っていると……

ギィィィー。

戸が開く音がした。私たちが戸の方に目をやると……

?「でさ、そいつが馬鹿なこと言い出すんだぜ!ありえねぇーだろ?」

?「それは、あり得ない……先客が居るみたいだね」

?「本当ですね。それにしても見たことない顔です。」

?「誰だ、あいつら?」

?「………女かよ」

?「もしかして、転校生じゃない!今日、来るって先生が言ってたよ♪」
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