一筋の涙 Ⅰ

私の後ろに立つ男に視線を向けると

顔を真っ青になりガタガタと震え出す。

『消えろ』

そう男がつぶやくと焦って逃げる男達。


「ありがとうございます。では」

後ろにいた男と向き合いお礼を言い
その場を立ち去ろうとすると、

『まて。』
< 7 / 36 >

この作品をシェア

pagetop