lover...



「……ってかね、何でレオがおるん?」

私んちとルナんちとレオの家族と食事会のはずが、なぜかレオも来てる。


「え、ちょっとまってよ、ハルちゃん」


「キモい」


「ハイ。ね、ルナさん、僕も来てよかったですよね?」


「ふふふ」

3家族は笑ってる。


「レオうるさーい。もーごめんね?ハルちゃん」


「いいのいいの。でもまぁ勝手についてくるのはやめてほしい」

すっかりレオママとも仲良くなっていて、レオの家族が大好きだ。


「ハルちゃん厳しいなー。でもハルちゃんが嫁に来てくれたらいいのにー。で、ルナちゃんはレンのお嫁さんでしょー」

え、私はなんでレオとセットなの…。

正直言っていやでもない。

それにレオとも付き合おうと思えば付き合えるけど…。

だけどなんか違うー。

ルナはレオの兄、レンくんと付き合ってるし。

もちろん、2人は向かいの席で照れている。

もう少しで付き合って1年かあ…。

レンくんは高校1年生で、私たちが受けた高校に通っている。


「んー、レオは最終手段かな?」


「オレにも選ぶ権利ってもんがある」

選ぶ権利って…。

私じゃダメなのかよ(怒)

ってなんで私傷ついてるんだ…。

「とにかくまぁ、3人とも受かってること第一やね。」
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