黒太子エドワード~一途な想い
「だから、私は、まだまだ努力をせねばならぬのだ」
「不肖、このジョン・チャンドスもその為の尽力を惜しみませぬぞ、殿下!」
「分かっておる! 分かっておるから、その様にいきり立つな! まずは、落ち着いて、ジャン2世のことでも調べてくれ! ブルターニュの方は、優秀な副官がついておるゆえ、心配無いであろうからな」
「かしこまりました」
 チャンドスはそう言って軽く一礼すると、その場を後にした。
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