アイドル様の秘密【下】

「いつもいつも愛されている飛沙が心の底では羨ましかったんだ。きっと…だからあたしも愛されたくて始めたのかもな。」


ベッドに寝転がり天井を見上げそう梓奈は言う。


「だって…全く抵抗心がなかったから…おっさんでもいいや。みたいな感じだった。そんなのが愛なんて言わねぇのにな…馬鹿だあたしは…」


そう言い梓奈は涙を流した。


その涙があまりに綺麗で思わず心を奪われた。


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