アイドル様の秘密【下】

「飛沙、出かけるぞ。」


灰夜はそう言い部屋のドアを開けた。


「どこに?」


梓奈とトランプをしながら聞く。


「龍門咲組だ。」


「なんで?私その組とは関わらないって…」


「いつまで逃げてんだ。さっさと行くぞ。」


そう言って引っ張られた腕。


「ごめんね梓奈!!帰ったら遊ぼう!!」


そう言い捨て、引きずられる私。


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