アイドル様の秘密【下】

組の門を出てからも神塚は飛沙の手を引いて歩いていた。


「はぁ…はぁ…か、神塚!!ちょっと!?っ…!!」


歩くの早いっての!!


っもう!!


飛沙は痺れを切らした。


「飛沙流マジカルキィィィック!!!」


〝ドゴッ!!!〝


どす黒い音を出して神塚はよろけた。


「ひ、飛沙さん!?」


驚いて振り返る。


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