アイドル様の秘密【下】

「はぁ…っはぁ…歩くの早いんだよこの馬鹿!!それに急に手を引っ張るな!!」


「…すいません…」


「ちょっと驚いたけど、おかげで政略結婚はなさそうだわ…。」


飛沙はそう言った。


「すいません…飛沙さん。」


「いいよ。別に。ただ…龍門咲組に迷惑がかからなければいいけど……」


「いえ…そうじゃなくて……」


神塚はそういった。


「あ…あぁ…あれ?先代のことでしょ?あ~全然!!ぜんっぜん気にしてないから大丈夫!!」


飛沙はそう言い目の前でピースを作って笑った。


< 25 / 127 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop