アイドル様の秘密【下】
すると、七果は照れたように言った。
「実は…一年前から付き合ってて……」
「言えよ!!」
「そうだよ!!言ってよ!!」
「ご、ごめんね……。」
「どこで知り合ったの?」
「えぇ…と…私が生徒会の総会に行った時に……」
七果は名門、私立ヴァルヴェルア女子高等学院の生徒会の一員だった。
「初めて会ったとき、七果は会長のお墨付きだったんだ。でも俺を好きになってくれて…」
「ちょっと…最誠先輩っ…!!恥ずかしいです……」
七果はそういい顔を真っ赤にする。
「でも…七果って女子高じゃなかったか?」
梓奈が聞く。