もう、好きじゃないから
「まったく!勝手に誤解して、挙句
俺を避け続けて!俺の気持ちは!」
ガッツとポールを叩いた。

「ごめん…なさい。でも、もう…終わったんだよ。私の中では…。」

「なんでだよ!わかんねぇーよ!」

「早瀬主任。帰りましょ!」

スタスタと歩き出した。


「俺は…。終わってない!!」

彼の声が震えていた。

そんなこと、今更知ったって
あの頃の私は…もう

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