もう、好きじゃないから
新しいデザインの商品が
掲載されたパンフを営業課に
見せて、打ち合わせを終え販売課に
戻ってきた。

みさきがパソコンのキーボードを叩く音

そうだ。頼んでた仕事だ。

お昼しないのか?時間設定きびしかったか?

遅くならないうちに、昼飯と
財布を持って出ようとした

みさきの姿が??
バタン!!
みさき??倒れた!!

駆け寄り、
胸の中に抱き上げた。

「みさき!!どうした?大丈夫か!」

みさきを抱きかかえ医務室へ走った。


「すいません!!部下が!倒れたんです
きっと、俺は、真っ青だったろう。

「はい。そこに寝かせてね。」

女医の中谷さん。
「カーテンするから、どいて!」

慌てて隣の部屋に。

しばらくすると、「いいわよ!」

「先生!みさきは…。」
「風邪ね。それと、貧血。食事ちゃんと
してないみたいね。」

風邪薬と栄養剤を貰い、
悪いと思ったが、親友の若菜にカギを
カバンから出してもらい
そのまま俺の車で送った。



冷蔵庫の中を見て驚いた。
ビールと後は、食べかけのサラダ。
ヨーグルト、それだけ。

みさきをベットに寝かせて、
近くのスーパーに買い出し。

キッチンを借り、野菜をたっぷり入れた
ポトフを作った。

みさきは、熱のせいか?汗がすごい。
スポーツドリンクを置き。

そっと、服を脱がせ、さすがに下着は
なるべく直視しないように、パジャマに着替えさせた。
タオルで汗を拭き
髪を撫でた。

「う〜…んはぁ…はぁ…」

辛いのか?

「奏…。なん…で…。すきな…のに…
ひど…いよ…。」涙が一筋枕に落ちた。

そんなに、傷つけたのか?
ごめんな…。
無理にでも会いに行けばよかった。

心配で、ソファーで横になり
時々様子を見ていた。

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