もう、好きじゃないから
「ねぇ、主任だね。あの綺麗な人?誰」

「知らないよ。関係ないし、それより
私、剛君と週末出掛けるの!」

「えっ?うまくいったの?あんた達?」
「まぁ〜。友達からって事でね…。」

「そう!よかったじゃん!私も実は、
蓮見さんとお付き合いしまーす!」

「若菜!おめでとう!よかったね。」

私達は、それぞれ、新しい相手を見つけ
前に進むんだ。


でも…。なんだろう。奏の表情に
一喜一憂する。
他の人に笑いかける。
見たくない。胸の奥をぎゅっと絞められてる様なおかしな心。


私…。まだ、好きなの?
違う!絶対違う!
そう思い込んで居た。
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