もう、好きじゃないから
奏に抱きしめられて、
気付く自分の気持ち。

でも、今更、剛君を裏切るなんて
できない。

どうしたらいいの??

混乱する私。


そんな時だった。
彼女の存在を知ることに。


奏の側で、腕を絡め
「お願い〜い!ねぇ!奏。」
「わかったよ。上と話に行こう。」
「奏!ありがとう!大好きよ!」


「ねぇ!ねぇってば!」
「へぇ??」
「みさき…大丈夫?なんか変だよ?」

「あ〜。少しつかれたのかなぁ?」


「あの女の人って早瀬主任の彼女?
なんでも、し 新進気鋭の若手デザイナーらしいよ。大学で同学部だったらしいけどね。」

「そうなんだ…。」
「何?気になるの?あんたには、剛君がいるでしょ!」
「そっ…そうだね。」

見たくない。あんな奏。
なんでだろう。
悲しい。胸が苦しいよ。




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