もう、好きじゃないから

二人の未来

たくさんの愛を身体中に
注がれて…。

甘くだるい余韻に浸っていた。

引き締まった筋肉質な腕が
私を後ろから抱きしめる。

「みさき、ずっとこうしたかった。
俺のものって…」
「う、ん」
斜めに首を傾け、
奏の顔をみる、
「明日って休みだよな?」
「うん。なんで知ってるの?」
「義姉さんに聞いた。それでさ。
みさきのご両親に挨拶したいんだけど」
「…。うん、ありがとう。お母さん、
きっとびっくりするよ、奏が来るなんてって。」
「まぁ、高校生の時何回か会った事あったもんな。あれ以来だし」
「私ね。詳しい訳は話してないの。
会社辞めてきた事。」
「それは、俺たちの問題なんだし、無理に話さなくていいよ。」
「ただ、俺がずっとみさきを好きだった事は、ちゃんと伝えるそれで、結婚の
許しをらもらおう。」
「はい、」
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