あの日、僕等は罪を穴に埋めた─secret summer─
美菜だ、

美菜だ美菜だ美菜だ美菜だ美菜だ美菜だ美菜美菜美菜美菜美菜美菜美菜美菜美菜みなみなみなみなみなみなみなみなミナミナ、


『ちーちゃん』


そうだよ。俺が、この俺が、聖よりも何よりも誰よりも知っているじゃないか。どうして五、六歳ぐらいにしか見えないのだろうとか、あり得ないだろうとか。混乱と拒絶の狭間で浮き沈みする思考をすべて放棄したい。でも〝あれ〟は間違いなく美菜だ。

透き通るように白い肌も、病的に細い手足も、妖しく開く唇も、艶やかな濡れ羽色の黒髪も、大きな瞳も、全部、ぜんぶ、ぶんぶ…

何で?
何で、何で!!
だって美菜は


〝あの日〟埋めたじゃないか。
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