一方通行
「ただいまー!」


「おかえりー」



それから私は何ににも身が入らず、お風呂に入っているときも、ご飯を食べているときも
さっきの奇妙な現象のことを考えていた。


何、何、何、何⁉︎
さっきのなんなの?


私はボスンとベッドにダイブした。


私に言われた言葉じゃないのに…
あれはさくらに言った言葉!

なのになんで私がときめいてんの!?

てかこれ、トキメキなの⁉︎


ーー…俺がそーしてぇの。つべこべ言うな。ーー

思い出しただけで胸が高鳴る…。

ありえない!だいたい!あの翔だよ⁉︎

ないないないない!!


私にさんざん暴言吐いてるあいつだよ⁉︎


あー、わかんない!もういい!寝る!!


きっと明日は普通だ…。


そうして、私はすぐに眠りについた。
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