最初で最後の私の恋物語

自分のキモチ・・・

翌日ーー。

「おっはよー!百合」

家の玄関で明るく挨拶してくる絵里。

毎日毎日、絵里は元気だなぁ。

なんで朝っぱらからこんなに明るいんだろう。

私達が学校に着くと、朝から黄色い声を

あげてる女達がいた。

「きゃー!」

「カッコイイーー!」

すると、絵里までも声をあげはじめた。

「浅村君~!」

....ナニ?浅村君?

女達をかき分けながらその中心を見ると、

まさしくあの浅村君だった。

「ウザい。どっか消えろ。」

浅村君は不機嫌な顔をして、自分の周り

にいる女達を睨んだ。



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