最初で最後の私の恋物語
「えっと、桜井 百合です」

なんか、みんなが私達のこと

見てる。

そのなかにさっきまで浅村君を囲っていた

女達の鋭い視線を感じた。

...こわ!

それに他の男たちも私をを見てると思うと

ぞっとする。

「で、隣の女は?」

「私は、中田 絵里です!
浅村君に話しかけられるなんて
弘栄です!」

絵里の目はとても輝いていた。

「ふうん」

浅村君は目でこっち来んなと

言っている様だった。
< 24 / 119 >

この作品をシェア

pagetop