最初で最後の私の恋物語
絵里はその事に気付いてないらしく、

とてもにこやかな表情だった。

すると...

絵里が浅村君の裾口を掴んだ。

..イラッ!

何故か絵里が浅村君に触れていると、

腹立たしい。

なんで?

昨日から私、おかしい。

「さわんな」

浅村君は絵里を払いのけた。

「おい、桜井。そういえば
俺の名前言ってなかったな。」

「いえ、大丈夫ですよあなたのこと
ぐらい、この学校にいる人はみんな
知っていますから」

浅村君は学校一の

イケメンだからね。

知らない人はいないと思うなぁ。

私なんて浅村君の

隣のクラスだから毎日

うるさい声が聞こえるよ。
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