最初で最後の私の恋物語
助け...て

誰か...この恐怖を.....無く....して....

ギュッ。

その途端、何かの甘い香りに

包まれた。

顔をあげるとそこには浅村君の...顔。

ということは...私は今浅村君に

抱きしめられている。

彼の体はかすかに震えている。

こんな私の不安を少しでも和らげようと

してくれているのだ。

恋人や家族をのぞき、

友達、知り合いなどで相手を

抱きしめることはとても勇気が必要。

ましてやそれが女嫌いの浅村君。










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