終わりかけの永遠に
確信
「一時限目って...音楽!?」
「初めての授業が音楽か~」
まぁ、音楽は好きだから、私はいいけど。
音楽室に着き、私たちは席につく。
音楽の先生は30代くらいの女の先生。
「今日はみんなに歌を歌ってもらうわ。みんなの前で一人ずつね!恥ずかしさを捨てるために!」
楽しそうな先生のテンションとは反比例している私たち生徒のテンション。
「やばっ!俺めっちゃ音痴なんだけど!」
「私、緊張して声裏返っちゃうよ~!」
そんな会話が広がっていく。
騎田くんをチラッと見ると、無表情に見えるけど嫌そうなオーラが漂っている。
「最初は朝比奈さんね」
「へ!?」
「出席番号順だからね~。曲はなんでも良いわよ」
「じゃあ、『letter』を歌います」
『letter』は、陵くんと響くんが作詞作曲した曲。
二人はお互いを大切に思っていて、その気持ちをこの歌に込めたって言ってた。
「喧嘩しても尚一緒にいるのは
君の諦めない強さも泣き虫な弱さも知ってるから
お互いじゃなきゃダメだって思ってるから」
歌い終わり、緊張から解放された私は息を吐いた。
「上手いね、莉愛!」
「そうかな?緊張しちゃったよ」
「次は私の番なんだから、緊張するとか言わないでーっ」
咲良は笑いながら前に出た。
「私はCATを歌いまーす」
そう言って咲良は歌い始めた。
力強くて迫力がある、カッコいい声。
「上手だねー咲良!」
「私が一番好きな曲だからいっぱい歌ってるんだよね」
咲良は嬉しそうに言う。
その後も次々とクラスメートが歌っていき、次は騎田くんの番。
「初めての授業が音楽か~」
まぁ、音楽は好きだから、私はいいけど。
音楽室に着き、私たちは席につく。
音楽の先生は30代くらいの女の先生。
「今日はみんなに歌を歌ってもらうわ。みんなの前で一人ずつね!恥ずかしさを捨てるために!」
楽しそうな先生のテンションとは反比例している私たち生徒のテンション。
「やばっ!俺めっちゃ音痴なんだけど!」
「私、緊張して声裏返っちゃうよ~!」
そんな会話が広がっていく。
騎田くんをチラッと見ると、無表情に見えるけど嫌そうなオーラが漂っている。
「最初は朝比奈さんね」
「へ!?」
「出席番号順だからね~。曲はなんでも良いわよ」
「じゃあ、『letter』を歌います」
『letter』は、陵くんと響くんが作詞作曲した曲。
二人はお互いを大切に思っていて、その気持ちをこの歌に込めたって言ってた。
「喧嘩しても尚一緒にいるのは
君の諦めない強さも泣き虫な弱さも知ってるから
お互いじゃなきゃダメだって思ってるから」
歌い終わり、緊張から解放された私は息を吐いた。
「上手いね、莉愛!」
「そうかな?緊張しちゃったよ」
「次は私の番なんだから、緊張するとか言わないでーっ」
咲良は笑いながら前に出た。
「私はCATを歌いまーす」
そう言って咲良は歌い始めた。
力強くて迫力がある、カッコいい声。
「上手だねー咲良!」
「私が一番好きな曲だからいっぱい歌ってるんだよね」
咲良は嬉しそうに言う。
その後も次々とクラスメートが歌っていき、次は騎田くんの番。