終わりかけの永遠に
「ゆ、佑実ちゃん!?」

「えへへ、ごめんごめん」


廊下を出て少し離れた所で、私達は話すことにした。


「まぁ、順を追って説明しますよ」

「よ、よろしくお願いします...」

佑実ちゃんは一つ咳払いをして、「二人に仲良くなってもらおうと思ってさ!」と言った。


「な、仲良く...?」

「協力、応援するって言ったでしょ?だから、ちょっとお手伝いということで入れてもらったの!」

「なるほど...?」

「これを機会に、どんどん意識してもらわなきゃね!」


佑実ちゃんはそう言って微笑んだ。

千歳くんに意識してもらう...それって、どうすればいいんだろう。
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