終わりかけの永遠に

ステージ

5時前になり、人の流れは体育館へと変わった。
なぜなら、5時には、私達がステージに立つから。

緊張しながらも、私は千歳くんとステージ裏にいた。


「大丈夫かなぁ...」

「大丈夫だよ。結構練習したし」

「うん...」


不安は大きい。
でも、千歳くんと頑張ってきたし...きっと...大丈夫。


「では、今この高校で話題の二人に、最高に盛り上げていただきましょうっ!どうぞー!」


ハイテンションな司会者の掛け声と共に、スポットライトが一斉についた。
そして、私達はステージ上に立つ。

客席の盛り上がりはすごい。
それを、もっと盛り上げなければ。
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