終わりかけの永遠に

新しい永遠

新学期になり、私達は、少し大人になったような、そんな気がしていた。
軽音部には、私達の噂を聞きつけた後輩たちが集まり、かなりの新入部員が集まっていた。


「そうそう。上手いじゃん!」

「先輩のご指導、すごく分かりやすいので...!」

「そんなに堅くならなくていいよ」


千歳くんは照れ臭そうに笑って、新入部員に指導している。
千歳くんの背は去年より伸びて、大人っぽくなっていたけど、やっぱり中身は相変わらず可愛い感じ。


「あー!ここ!ここだよ!噂の先輩達!」

「ラブラブなんでしょ?憧れるよね~」


後輩達の言葉に、私と千歳くんは目を合わせ、笑った。
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