終わりかけの永遠に
「丁度いいところにいらっしゃいましたね、春川先生」

「えと...僕に何かご用ですか...?」


小さな声で不安そうに言う春川先生。


「朝比奈さんが軽音部を設立したいらしいので、春川先生に顧問をお願いしたいのですが」

「えっ、僕に勤まるでしょうか...」

「大丈夫ですよ、春川先生!私と騎田くんに任せてください!」


春川先生の不安を取り除くために自慢気に言う。
私が騎田くんと春川先生を引っ張っていけばいいだけなんだから。

春川先生は悩んだ様子だったけど、「分かりました。頼りないとは思いますが、よろしくお願いします」と言ってくれた。
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