終わりかけの永遠に
演奏が終わった。


「ほんとすごいね!やっぱ騎田くんはすご...」


騎田くんはすごい!と、言おうとして、私はあることに気づいた。


「なんだか、外が騒がしいですね...」


春川先生もそれに気づいたようで、ドアの方を見た。


「ですよね、私もそう思ってて」

「外見てみるか」


騎田くんはそう言って、ドアを開けた。
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