終わりかけの永遠に
大親友
それから俺達の仲はどんどん深まった。
心友という名前の通り、俺らは心から繋がっていたと思う。
そんなある日。
一人の男子が転校してきた。
「新島孝輔です。みんな、よろしくー!」
満面の笑みは、俺に向けられた。
その瞬間、俺の体は震え上がった。
なぜなら、ソイツは中学の頃に俺をいじめていた主犯格の男子生徒だったから。
また、あの頃に逆戻り...?
俺は不安でいっぱいになった。
明の方をちらっと見ると、その転入生を歓迎しているようだった。
「新島くんの席は...」
「あ、俺、騎田くんの隣がいいです」
先生が席を指定する前に、ソイツは俺の隣を指名した。
「あら、知り合いなの?」
「えぇ。中学の時からの、大親友なんですよ。ねぇ、騎田くん...いや、千歳?」
わざとらしい笑顔。
その笑顔が、怖くて、息が出来ない。
俺は無言で、頷いた。
そしてソイツは、俺の隣の席に着いた。
「よろしくなー、千歳」
「...っ」
怖い。
明...助けて...気づいて...!
ずっとそればかり考えていた。
心友という名前の通り、俺らは心から繋がっていたと思う。
そんなある日。
一人の男子が転校してきた。
「新島孝輔です。みんな、よろしくー!」
満面の笑みは、俺に向けられた。
その瞬間、俺の体は震え上がった。
なぜなら、ソイツは中学の頃に俺をいじめていた主犯格の男子生徒だったから。
また、あの頃に逆戻り...?
俺は不安でいっぱいになった。
明の方をちらっと見ると、その転入生を歓迎しているようだった。
「新島くんの席は...」
「あ、俺、騎田くんの隣がいいです」
先生が席を指定する前に、ソイツは俺の隣を指名した。
「あら、知り合いなの?」
「えぇ。中学の時からの、大親友なんですよ。ねぇ、騎田くん...いや、千歳?」
わざとらしい笑顔。
その笑顔が、怖くて、息が出来ない。
俺は無言で、頷いた。
そしてソイツは、俺の隣の席に着いた。
「よろしくなー、千歳」
「...っ」
怖い。
明...助けて...気づいて...!
ずっとそればかり考えていた。