終わりかけの永遠に
「明...明ぁっ!!!」


必死に目の前の心友に声を掛ける。
お願いだから...無事でいて...。


「明っ!明ぁっ!」


その瞬間、指が動いた。


「明っ!?」

「千...歳...?」

「明...っ!大丈夫!?」

「ん...あれ...俺...」

「倒れてたんだよ、ここで!」

「そ...か...俺...」

「とにかく、保健室の先生呼んでくる。動いちゃダメだよ」


俺はそう言い残し、保健室へと走った。
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