終わりかけの永遠に
保健室の先生を呼んできて、俺は明の元に駆け寄った。
「頭を打っちゃったのね...。騎田くんが駆けつけたとき、気を失ってた?」
「はい」
「それなら、念のために病院に行った方が良さそうね。騎田くん、橋屋くんのことは私に任せて、あなたはもう下校しなさい」
「...はい」
俺は返事をして、明を見た。
すると明は、「バカだよな、ほんと。足、滑らせちまってさ」と小さく笑った。
「これからは、気を付けなきゃダメだよ?」
「...おう。時間、取らせて悪かったな」
「ううん。大丈夫。気にしないで」
俺はそう言って、明と先生に背を向け、下駄箱へと向かった。
「頭を打っちゃったのね...。騎田くんが駆けつけたとき、気を失ってた?」
「はい」
「それなら、念のために病院に行った方が良さそうね。騎田くん、橋屋くんのことは私に任せて、あなたはもう下校しなさい」
「...はい」
俺は返事をして、明を見た。
すると明は、「バカだよな、ほんと。足、滑らせちまってさ」と小さく笑った。
「これからは、気を付けなきゃダメだよ?」
「...おう。時間、取らせて悪かったな」
「ううん。大丈夫。気にしないで」
俺はそう言って、明と先生に背を向け、下駄箱へと向かった。