終わりかけの永遠に
その日から、俺は孝輔の親友...いや、奴隷となった。


「なぁ千歳。ジュース買ってきてよ」

「うん。わかった」

「...俺、このジュース嫌いなんだけど。親友なんだから俺の好みくらい知っとけよ。使えねぇなぁ」


缶ジュースを投げつけられても、どれだけ罵声を浴びせられても、俺は何とも思わなくなった。

後から、缶ジュースを投げつけられたところを見ると、痣になっていた。
もう、何回目だろう。
何度孝輔に好みのジュースを頼まれても、俺はそれを覚えられなくなっていた。

いくつもつけられた傷跡。
その傷を見ても、俺は何とも思わず過ごしていた。
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