ドジっ子の作ったオムライス
「だめ却下。絶対行く」
え……。
「って、あー!!!!!!
先輩アイス全部食べてるじゃないですか!!」
先輩の目の前には
アイスの空。空。空。
「ぎょぇええええええ!!!!!!
ごめん!!!!!!ごめん!!!!!!ごめんなさあい!!!」
この謝り方はきっとわざとじゃない
頭下げるたびに
テーブルに頭ぶつけてるし
気がついたら全部食べてたんだろう
「じゃあジャガスナック
僕が全部食べますね☆」
でも僕は許さない。
「☆は私のだー!
ジャガスナックもー!!!
☆ぱくんなあー!!!
ジャガスナック食わせろー!!!」
約束やぶった先輩が悪いんだ!
「自業自得ですよ!!!」
「こんなに謝ってるのにぃー!
うぇぇええええん!!!
ジャガスナック食べたかったよお!!!」
でもさすがに少し可愛そう?
「もう…一口だけですよ?」
そういってスナックの袋を渡した
…のが運の尽き。
「全部もーらいっ!!!」
「ちょ、ちょっと先輩ーーー!!!!!!」
一瞬にして
ジャガスナックは
先輩の
おなかの中に
入っていきましたとさ。