ドジっ子の作ったオムライス
「先輩はパンを焼いて下さいね」
「了解!!」
パンの焼き方は昨日教えたから
きっと大丈夫だろう…。
「パンになにつけますか?
ジャム?マーガリン?」
「両方!!!」
あ、そうですか…。
一枚ずつ別の味を楽しむと。
贅沢な。
僕は卵とベーコンを焼く。
うーん!これこれ!
パンの香ばしい香りぃぃぃいい!?!?
「臭いですけど!!!!!!!!!」
「花も思った!!!
でもまだ2分しかたってないよ?」
あたりを見渡す。
パン専用のトースターの周りには
マーガリンとイチゴジャム
開封済み
使用済み
え?
この前買ったばかりで
ぜんぜんつかってないはず!!!
「先輩…もしかして
ジャム塗ってからパン差し込みました?」
「うん」
うんじゃないよ!!!!!!
「先輩…焼けてから塗るんです!!!!!!」
かえって分解して洗うしかないか…。
とりあえずパンを抜いて
お湯につけておこう…
「このパン食べれないことないよ!!!」
そういって臭いパンを食べる先輩。
いやいやいやいやいや、
「先輩…それはやめておいた方が…
ってもう食い終わってるし!!!!!!」
もう…いいや…
今日はベーコンと卵だけで…。
「って、は!?!?
先輩、僕のハムたちは!?!?」
口をもぐもぐしている先輩
「とぅあべたよ!!!」
(たべたよ)
朝飯抜き決定ー。