ドジっ子の作ったオムライス
先輩、ふるえてる…。
「大丈夫ですよ」
そういって先輩の背中をさする。
「おまえ誰だよ」
関係ないだろ。
「しかとかコラ」
なりヤンですか。
「花、俺の所に戻ってこないか?」
は?
「気安く名前呼ばないで!!!!!!
消えて!!!お願いだから
消えて消えて消えて消えて消えて!!!」
先輩…。
かすかにみえる先輩の頬は
涙でぬれていた。
「そんなこと言うなよ…」
そういってヒカルが
先輩の手に触れようとした手を
「触んな」
僕がはらいのけた。
「お前には用ねえよ。なあ、花…」
それでもまたヒカルは
先輩の手に触れようとする
しつこい。
「触んないで!!!!!!気持ち悪い!!!!!!
あんたの声なんか
二度と聞きたくないの!!!
虫ずがはしるわ。」
このとき僕の直感が確信に変わった。