優しさに包まれて
『常務には、もうだいぶ前に断ってますよ。』

『でも、パパはきっと大丈夫だって…。』

泣きながら話す麻里絵さん。

でも、公人は気にすることなく、冷めた口調のまま言った。

『じや、俺から、はっきり言わせてもらいます。俺は、麻里絵さんと付き合うつもりもないし、結婚する気もありませんよ。今、こいつと付き合ってるし、こいつとは、結婚考えてるんで。』



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