優しさに包まれて

幸せな時間

目が覚めると、公人が私を抱きしめたまま心配そうな顔で見ていた。

『良かった。目が覚めて…。ごめん。無理させたよな。』

『ぶち…。あっ。公人。心配かけて、ごめんなさい。こんな風になったの、初めてです。でも…。公人と一緒にいられて幸せ。』

私の言葉に公人は

『俺も幸せ。長年の片想いが実ったから。しかも、片想いが実ってすぐに、優希を俺のものにできたし。ありがとう。』

そう言って私に触れるだけのキスをした。
< 66 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop