優しさに包まれて
その後、食べきれないんじゃないかと思うほどの、お料理が運ばれてきた。

でも、どのお料理もとてもおいしかったせいか、あっという間にお皿が片付いていく。

お酒も進み、大塚課長の少し顔が赤くなってきた。

『浅菜、お前、いつから小見山が公人のこと好きだって知ってたの?』

突然、そんなことを聞く課長。

『いつからって…。入社してすぐですよ。』

『そうなんだ。俺らが、もう少し仲良くなってたら、この2人は、もっと早く付き合えてたのにな。』

『そうですね。でも、結局、自力で上手くいったんだからいいじゃないですか。』

『そうだな。』

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