ソプラノ【BL】
~色side~

「............」

分かってたんだけどなー....

しょうがないよな....

曲作ろう....

俺は何かあったら必ず曲を作る。

棚からまっさらな紙を取り出してペンを握った。

すると開けていた窓から強い風が入ってきて紙を巻き上げて飛ばしていってしまった。

「あっ....」

急いで窓の外を見るとそこかしこに紙が散らばっていた。

あーあ。どうすっかな....

暫くぼーっと散らばった紙を見つめていた。

高けぇ....俺高所恐怖症なんだよ....

バンジージャンプとかしたがる奴って何考えてんだろーな....

バカだわ。マジで。

そんな詰まらない事を考えてたらドアの方から声がした。

「ちょっと先輩っ!!!」

え....?ちょっ なにっ!

後ろから抱きつかれたと思ったらそのまま後ろに倒された。

「....さい....とう....?」

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