ソプラノ【BL】
『なっなにっ俺殺されるっ!?』

そんなことを思ってると男の人が喋った。

「今の、聴いてたのか?」

「はっはいっごめんなさい!」

テンパりすぎて声が裏返った。

「今見たことは誰にも言うんじゃねぇ。言ったらどうなるか解るな....?」

きょ、脅迫っ!!怖いっ!助けてっ!!

俺は取り合えず頷いた。

「あっあの、じゃ俺はこれでっ」

自分でも驚くような速さで音楽室を出た。

『怖かったぁ。まじ、殺されるかと思った.....』

俺は再び歩き出して体育館に向かった。

色々探し回ってやっとたどり着いた体育館。母がこっちこっちと手招きをしている。

ほっとして母の方へ走っていって抱きついた。

「か、翔?どうしたの...」

はっと我に返った。

「あ、いや、何でも!」

これじゃあ、まるでマザコンだよ....。恥ずかしい。

何だかんだで入学式も終わって今日は帰った。

~in家~

「あー。疲れた!」

俺は真っ先に自分に部屋にいった。そしてベットへダイブした。

「ふー。」

俺は何故か睡魔に襲われていつの間にか寝ていた。


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