ソプラノ【BL】
~色side~

あいつが落としていった(であろう)サイフを届けにいくと余り聞きたくない言葉が聞こえてきた。

「俺だって!付き合いたくて付き合ったんじゃねぇよ....!」

俺も無理矢理いい返事させたみたいなとこあったし、そう言われたって仕方ないと思ってたけど....結構来るな....

斎藤が俺に気付いた。

「た、高っ峰先輩....!?何でここにっ」

「え、あ サイフ届けに....あれ?」

手にあったはずのサイフが無いことにも気付かない位動揺してしまっていた....

「あぁ!ありがとうございますっ!」

「.......」

俺は近付いてくる斎藤に背を向けて歩きだした。

「先輩っ」
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