血みどろミドロ
血みどろミドロ
これはとある体験談。
この話が誰かに伝わればと思い、実に不可解で薄気味の悪い話を綴っていこうと思う。
夏には定番のオカルト話のネタぐらいにでもなれば嬉しい。
それじゃ早速。
俺がそいつと出会ったのは、三日前。
まだ梅雨の明けきっていないじめじめした夏の夜の事。
俺はいつものようにバイトを終え帰宅した。
ちなみに俺はワンルームマンションで一人暮らし。
どこにでもいる、ごく普通のフリーターだ。
大学を出たら、普通に就職できるものだと思っていた。
就職難だ何だと世間では言われているけど、そんな事は自分には関係ないと思っていた。
だけど、そうやって変に余裕をかましていたのが仇になったのか、就きたい仕事もろくに決めないまま就職活動をした結果、俺は一度も最終面接にすら辿りつけないまま、ことごとく不採用の通達を受ける羽目になった。
さすがにこれはマズいと思い、本腰を入れ始めた時にはもう遅かった。
ほとんどの企業は採用予定人数の大半を埋め、もともと目の色を変えながら残りの枠を狙っていた就活生に俺はあっさりと負けていった。
そんな経緯を経て、俺は一体何のために通ったのか分からない大学を卒業して、今に至る。
この話が誰かに伝わればと思い、実に不可解で薄気味の悪い話を綴っていこうと思う。
夏には定番のオカルト話のネタぐらいにでもなれば嬉しい。
それじゃ早速。
俺がそいつと出会ったのは、三日前。
まだ梅雨の明けきっていないじめじめした夏の夜の事。
俺はいつものようにバイトを終え帰宅した。
ちなみに俺はワンルームマンションで一人暮らし。
どこにでもいる、ごく普通のフリーターだ。
大学を出たら、普通に就職できるものだと思っていた。
就職難だ何だと世間では言われているけど、そんな事は自分には関係ないと思っていた。
だけど、そうやって変に余裕をかましていたのが仇になったのか、就きたい仕事もろくに決めないまま就職活動をした結果、俺は一度も最終面接にすら辿りつけないまま、ことごとく不採用の通達を受ける羽目になった。
さすがにこれはマズいと思い、本腰を入れ始めた時にはもう遅かった。
ほとんどの企業は採用予定人数の大半を埋め、もともと目の色を変えながら残りの枠を狙っていた就活生に俺はあっさりと負けていった。
そんな経緯を経て、俺は一体何のために通ったのか分からない大学を卒業して、今に至る。
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