血みどろミドロ
 そう思い当たり改めて伝票を確認したけれど、残念な事に送り先住所は俺の部屋で間違いなかった。

 しかも丁寧に俺の名前まで記載してある。

 思わず溜息が漏れた。

 悪趣味な悪戯なんだろうか。

 にしてはタチが悪い。

 こんな手の込んだ物を送りつけられるほど、俺は誰かに恨まれるような心当たりもなかった。

 とりあえず今日はもう疲れたし、こいつをどうするかはまた明日考える事にして、俺はそのままの状態でミドロくんとかいうふざけた人型を放置して、済ませる事を済ませ床に就いたーー
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