血みどろミドロ
タオルで拭った手を、そのままシンク下の収納スペースに向ける。
戸棚を開いてゴミ袋を取り出すと、俺は箱ごとそいつをぶち込み固く口を縛った。
明日はゴミの日。
禁止されてはいるけど、出し遅れても嫌なので晩の内に収集場所に出す事を決めた。
そう決めてしまってからは、大してそいつに意識が向く事もなく、適当に時間を潰した俺はバイトへ行くため部屋を出た。
犯人が分かったら、思い切り文句を言ってやる。
どうせドッキリ感覚で知り合いの内の誰かが送りつけてきたのだろう。
しばらくしたら、ネタばらしと言わんばかりに連絡してくるんじゃないか。
大学からの知り合いで、そういった悪戯好きな奴には何人か心当たりがある。
その手には乗らないぞ、と俺は鼻を鳴らしたーー
戸棚を開いてゴミ袋を取り出すと、俺は箱ごとそいつをぶち込み固く口を縛った。
明日はゴミの日。
禁止されてはいるけど、出し遅れても嫌なので晩の内に収集場所に出す事を決めた。
そう決めてしまってからは、大してそいつに意識が向く事もなく、適当に時間を潰した俺はバイトへ行くため部屋を出た。
犯人が分かったら、思い切り文句を言ってやる。
どうせドッキリ感覚で知り合いの内の誰かが送りつけてきたのだろう。
しばらくしたら、ネタばらしと言わんばかりに連絡してくるんじゃないか。
大学からの知り合いで、そういった悪戯好きな奴には何人か心当たりがある。
その手には乗らないぞ、と俺は鼻を鳴らしたーー