さくらの初恋
「高木さん、インターアクトクラブだよね?」

わわっ
話しかけようとした矢先に話しかけられちゃった!

『は、はい。どうして知ってるんですか?』

「この前のテスト、満点だったでしょ?」

あっ…そういえば英語のクラス一緒だ。

『ふふっ。あれは、必死だったので…』

「そうなの?なんで??」

『あっ、部活の顧問が満点とったら確実に夏の英語弁論に出場できるって言ってたので…』

「英語弁論… あっ!それで図書館に?」

『えぇ、それもありますけど。純粋に読書が好きなんです。
図書館で読めば借りなくても済むので、たくさん読めるからつい毎日通ってしまって…』

「そっか、この学校の図書館は静かだし本もたくさんあって落ち着くよね。俺も毎日通ってる。」

し、知ってます!!

「あっ、長々とごめんね?」

『いえ!! また、お昼休みに図書館で。』

「たのしみだな。またね!」

水野くん…
優しい人なんだな。
また、会おうって言っちゃった。
お昼休み、たのしみだな。

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