きらきら輝かせて恋色に

「吉岡さんどうしたの?」

「あ、笹島さん…」

笹島さんはお風呂上がりの格好で、
歯磨きセットを持ってる。
前髪をしばっていて、そこだけ
噴水みたいになってる。

なんかおかしい…

「え、吉岡さんなんで笑ってるの?
僕何かおかしいとこある?」

「ふふっ、い、いえ。何でもないです」

「あ、吉岡さんお風呂入った? まだなら
大浴場は、もう男どもが入ったから
シャワールーム使うといいよ」

「あ、ありがとうございます」
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